- 認定申請の審査期間は1~3ヵ月
- 変更・更新申請の審査期間は2週間~1ヵ月
- 変更・更新申請は許可後に手数料が発生
このページでは、配偶者ビザ(結婚ビザ)における、申請の流れや結果が下りるまでの期間について解説しています。
この記事の目次
結婚ビザの審査期間はどれくらい?
申請の種類 | 書類提出から結果通知までの期間 |
---|---|
在留資格認定証明書交付申請 | 1ヵ月~3ヵ月 |
在留資格変更許可申請 | 2週間~1ヵ月 |
在留期間更新許可申請 | 2週間~1ヵ月 |
認定証明書交付申請*は結果通知の期間に幅があり、法務省公表のデータでは平均70日程度(2ヵ月程度)が目安になっています。そのほか、変更申請と更新申請はともに30日程度が処理にかかる平均日数と公表されています。
*海外から外国人配偶者を呼び寄せる申請のこと
夫婦の状況によって日数は前後する
- 妊娠が理由で飛行機の搭乗に制限がかかる
- 病気等が理由で早急に結婚ビザが必要
上記のような人道的理由が認められれば、申請から1週間以内に結果が通知される可能性もあります。ただし、あくまでも早期に結婚ビザ(在留資格「日本人の配偶者等」)を交付すべき特別な事情があるケースに限られます。
早期発給が難しいケース
- 結婚式・披露宴に間に合わない
- 新居を契約したので早くビザがほしい
一方で、これらの理由では結婚ビザの早期発給は難しいと考えられます。審査期間を逆算し、早めに申請を済ませておくのがポイントです💁♀️
書類作成の期間は1ヵ月が目安
結婚ビザ申請が初めてで、かつ自分で書類を作成する場合は、1ヵ月後の完成を目標にしてください。
必要書類を調べて市役所・区役所から住民票などを取り寄せたり、仕事の合間を縫って各種申請書類や翻訳文を準備していると、意外と時間がかかります。原則、結婚ビザは書面審査で面接がないので、時間を費やして丁寧な書類作成を心がけてください。
結婚ビザ申請の流れ
結婚ビザ(配偶者ビザ)申請は、在留カードの交付をもって手続きが完了します。
「日本人の配偶者等」と印字された在留カードを受領するために、様々な書類を入管局へ提出するイメージですね。この章では、申請の種類に分けて、結婚ビザの申請から在留カード交付までの流れを説明しています。
申請の種類 | 該当する事例 |
---|---|
在留資格認定証明書交付申請 | 海外から直接呼び寄せるケース |
在留資格変更許可申請 | ほかのビザから結婚ビザへ変更するケース |
在留期間更新許可申請 | 結婚ビザの有効期限を延長するケース |
在留資格認定証明書交付申請
👉手続き日本側
ご自身の状況に合わせて、有利になり得る書類の組み合わせを検討し、作成に入ります。このサイトを上手く利用してください💁♀️
👉手続き日本側審査期間は1~3ヵ月
完成した書類を入管局の窓口へ提出します。必要書類が揃っているかは確認されますが、提出のタイミングで審査は実施されません。
👉手続き日本側郵便で自宅に届きます
顔写真の入った黄色い紙を認定証明書といいます。認定申請では在留カードの前に、まず認定証明書を受領する流れになります。
👉手続き日本側
届いた認定証明書の原本を外国人配偶者のもとへ郵送します。追跡番号付きのEMSやFedExなどの郵送サービスを利用しましょう。
👉手続き海外側現地の大使館等が受付窓口
海外現地にある日本大使館・領事館での手続きを査証申請といいます。海外から呼び寄せる場合は、日本と海外の2ヵ所で審査が行われます。
👉手続き海外側
パスポートに入国査証(VISA)が付された上で返却されます。あとは航空券を予約して来日するだけです。
👉一部の空港ではその場で在留カードを受領
新千歳空港、成田空港、羽田空港、中部空港、関西空港、広島空港、福岡空港から入国した場合、在留カードは空港内で交付されます。
市役所・区役所での住民登録後、自宅へ在留カードが郵送されます🙆♀️
在留資格変更許可申請
👉手続き日本側
ご夫婦の事情に合わせて、有利になり得る書類の組み合わせを検討し、作成に入ります。このサイトでもいろいろ解説しています💁♀️
👉手続き日本側審査期間は2週間~1ヵ月
完成した書類一式を入管局の窓口まで持参します。申請者は外国人配偶者になりますが、あなた(日本人配偶者)が同伴してもOKです。
👉手続き日本側郵送で通知されます
このようなハガキが自宅に郵送されます。なお、ハガキのほか茶封筒に入って届く場合もあります。
無事に許可が下りた場合は、ハガキに記載されている期限内に入管局へ出向き、在留カードを受領します。原則は即日で交付されます。
※書式・デザインは各入管局で異なります。
在留期間更新許可申請
更新申請(延長申請)の流れは変更申請と同じです。ほとんどのご夫婦は、過去の申請で結婚ビザを付与された経験があるので、比較的スムーズに準備できますね🙆♀️
在留カードの期限を迎えるたびに更新申請を行い、将来的には永住権の取得へ移行していきます。
結婚ビザ申請の手数料はいくら?
申請の種類 | 許可後に入管局へ支払う手数料 |
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在留資格認定証明書交付申請 | なし |
在留資格変更許可申請 | 4,000円 |
在留期間更新許可申請 | 4,000円 |
認定申請は無料です。手数料を納める必要はありません。一方で、変更申請や更新申請の場合は、許可後に4000円分の収入印紙を用意しなければなりません。
収入印紙は郵便局で購入可能
ほとんどのコンビニには200円の収入印紙しかないので、最寄りの郵便局で購入しましょう。
収入印紙は郵便局以外に、入管局の建物内にある売店でも購入できます*。ただし、売り切れている可能性もあるので、なるべく事前に用意しておきたいですね💁♀️
*販売していない出張所も一部あります。
手数料納付書に印紙を貼り付ける
入管局を訪れた際に、手数料納付書へ納付日などを記入し、収入印紙を貼り付けます。
在留カードと交換に提出するイメージです。窓口でスムーズに進めたい方は、納付書を法務省Webサイトから印刷し、前もって記入しておくことを推奨します。
認定申請の場合は、手数料が発生しないので納付書は不要です。
おわりに
結婚ビザ(配偶者ビザ)申請の流れと審査にかかる期間を解説しました。審査期間は作成する書類のクオリティにも左右されます。書類間の整合性に問題がなければ、その分結果通知も早くなります。